主に北武線の特急で運用される車両であり、3扉転換クロスシート車となっています。
車体は20m級のアルミ合金製です。東日本旅客鉄道E233系などに準拠したガイドライン標準ステンレス車と可能な限り共通化を図ることでコストダウンを実現した「AL-Standard」車体を採用しました。
クーラーは故障時に備え2基搭載しました。そのため開閉窓にする必要がなく、断熱効果に優れた固定窓を採用しています。
普通車の内装は首都急らしさと明るさ、バリアフリーを意識しました。
一般席のモケットは黄緑の背もたれと青緑の座面、優先席は背もたれ・座面とも黄緑です。バリアフリーに配慮しフリースペース部分などの床は黄色、一部の手すりはオレンジ色としました。
洗面所はもちろん車椅子対応です。
転換クロスシートは900mmピッチで座面幅440mm。扉間は全席転換式です。
0番台は2+2列シートであり、着席ライナー列車にも対応しています。
500番台は2+1列シートを採用し、空港アクセス向けの編成となっています。
0番台・500番台とも車端部はボックスシートであり、ミニテーブルを装備しています。
7号車は特別車(αシート)です。二階建て車両となっており、座席定員は82名です。
2扉のうち片側は車椅子対応の1000mm幅を採用しています。